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過活動膀胱について

今までは、年齢を重ねるにしたがって、我慢できないような強い尿意を急に感じたり、時にはおしっこをチビってしまったりすることがあります。本人も御家族も「年のせい」として諦めていることが普通でした。しかし、このような症状があると、自尊心も失われ外出を控えることも多くなり、御高齢の場合は認知症が進むこともあります。最近は、このような症状について一つの疾患として考えるようになり、「過活動膀胱」と呼ぶようになりました。「過活動膀胱」の定義は「尿意切迫感があり、通常は頻尿および夜間頻尿をともない、切迫性尿失禁を伴うこともあれば、伴わないこともある状態」とされています。この「尿意切迫感」や「切迫性尿失禁」とは次のような内容です。    

「尿意切迫感」:急に起こる、抑えられないような強い尿意で、我慢することが困難なもの。  
「切迫性尿失禁」:尿意切迫感と同時または尿意切迫感の直後に。思わず尿が漏れてしまうという訴え。 

これらの症状を訴える「過活動膀胱」に対しては、膀胱の収縮を押さえる抗コリン剤という薬が開発され、それなりの効果を発揮していますが、神経作用薬剤ですので、いくつかの副作用もあります。単におしっこが近いからということでこの薬を使いますと思わぬ副作用(尿閉や便秘など)が出ますので、泌尿器科専門医と相談しながら使う必要があります。

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